喪失 〜Today's me〜

かけがえのないものほど、失うまで価値に気付けない。


謝罪。申し訳ないと思っている。

怒り心頭である。

私は下書きという機能を使わない。その時々に頭に浮かんだワードを、適当に紡いで文を構成していく。内容がない理由はこれである。本気を出せば、心が震えるようなことを言える。しかし、こんなところで私の力を発揮するには些か不満なのだ。もっとこう、Zepp名古屋とか、埼玉スーパーアリーナだとか。そういった大舞台でない限り、本気を出さないようにしているのだ。

話が逸れた。

下書き機能を使わないということは、一気に書き上げているということである。15分程度指を動かし続け、時間の無駄にしかならない記事を作り上げている。そんな私だからこそ、今回、事件を起こしてしまったのだ。事件……、いや、事故だ。そう、事故。事故が起こった。

それなりに色々書いていたのだが、その記事が消失した。理由は簡単であるが、複雑な理由がある。

記事を書いている途中、招集命令がかかった。ところで、「召集」と「招集」には違いがある。字が違うから当然と言えば当然なのだが、「召集」の方は呼びつける側の立場が上である場合に使い、「招集」は対等な立場である場合に使うらしい。このことを鑑みるに、この場合は「召集命令」というべきだろう。

何故召集されたのかというと、夜ご飯の準備が出来たからであった。養われている立場である私は、大抵のことは従っている。今回も例に漏れず、テレビの部屋へと足を運んだ。この際、記事編集ページは開いたまま、スリープ状態へと移行させた

ご飯を食べた後、スマホのロックを解除した。画面に映ったのは、まっさらに生まれ変わった記事編集ページだった。白日のサビくらいまっさらであった。私は原曲を聴いたことがないため、これは想像による表現でしかないが、恐らく白日のサビは、この時の記事編集ページくらいまっさらであろう。それくらいまっさらであった。

この事故、実は過去にもあった。しかし、すぐに復旧できた。何より、その時はタイトルしか書いていない状態だった。今回は違う。数百文字書いていた。

だからこそのショック。しばらく立ち直れそうにない。留年という事実を受け止めた際には、30分もかからないくらいで立ち直った。

しかし、20時頃に事故が起こって、今現在23時33分。立ち直れない。

何をする気にもなれない。こうしてブログが書けているのが奇跡のようだ。


さようなら……。ばいちゃ……。