麗しき日々の鎮魂歌 〜Today's me〜

夕飯がすき焼きのようなものだった。


鉄の熱伝導率が高すぎる故に痛い目にあったと、そう書こうとしたのだが。ブログのために身体を張るのは早いと、まだその段階ではないのではないかと、そう考えた。

すき焼きと卵。2人の相性は抜群である。その事を知っている私は、すき焼きと卵を絡めて食べた。しかし、家にあった卵は、何故か変な味がした。そう書きたかった。刺激……英語ではstimulateというのだったか。それを求めている私としては、そう書きたかったのだが。家に卵がなかった。なんなんだこの家。


それはさておき、熱伝導率の話でもしよう。

私は、自分自身のことを "それなりに優れている人間だと思っている。生まれ持ったものはそれなりに恵まれているし、何よりも周りの人間に恵まれている。

面白い人間、優しい人間、叱ってくれる人間、賢い人間。他にも様々。

しかし、恵まれているにも関わらず、活かしきれないのだ。これは私に問題があるのかもしれないし、私に活かされない周りに問題があるのかもしれない。

せっかく高火力で調理しようとしているのに、恐ろしく熱伝導率の低いフライパンを使っていたのでは、まるで意味がない。それと同じで、恵まれて環境に身を置きながら、一切努力をせず、怠惰な生活を送っているのだ。一度痛い目を見ないと分からない?いや、私は賢いので、痛い目を見なくても分かっている。しかし、それでもなお怠惰なのだ。

この地球で1番恵まれていると思っている。実際に恵まれているのだから、そう思わざるを得ない。

しかし、神様は恵むべき相手を間違えた。よりによって私なんかに恵みを与えた。神様のミスである。私は悪くない。


最近、初めて痛い目にあった。生まれて初めての失態。

友人に教鞭を執ってもらった。しかし、唯一、教えてもらった教科だけ、芳しい成績を取ることができなかった。本当に申し訳ない。普段は人のせいにすることしか考えていないが、今回ばかりは違う。よりにもよって、彼に教えてもらったのに、失敗した。


突然ではあるが、彼にはとてもお世話になっている。どうせ見てないという前提で書くが、見られたら恥ずかしいので、「もしかして俺?」とか「もしかして私?」などと、心当たりがあれば、今すぐ読むのをやめてほしい。


彼と出会ったのは中学1年生の頃で、確か左斜め前の席だったように思う。私が天才くんだったのは小学生の頃までなので、記憶は確かではない。

小学校から中学校へと進学したことで、同じ学年の生徒がとんでもなく増えた。1クラスにおける人数は変わらないのに、人数だけ増える。となると、自然とクラス数は増える。なにが言いたいかというと、中学1年の頃、入学したばかり、クラス内に仲のいい友達はいなかった。何人かで集まっている時なら、ある程度話すが、1on1となるとそうでもない。そんな人間が数人。その程度だった。その証拠に、1年生終了時、仲のいい友達に同じ小学校の生徒はいなかった。

今の人格を形成しているのは、中学1年生の頃の生活である。そんな人格形成時、1番近くにいた存在が彼である。上に書いてある彼。初めて会話らしい会話をしたのは、恐らくエッチなことについてだった。中学校最初の宿泊体験学習、1日目の夜も、エッチなことばかり教えてもらった。彼には教えてもらってばかりだ。

まあエッチなことばかり書いていると、収益化出来ない可能性があるため、ここらでエッチな話は納めておこう。

ゴチャゴチャ書いてあるが、彼に対する感謝加減は、こんなブログでは表しきれない。いつか私をベロンベロンに酔わせて、聞き出してくれ。とりあえずとても感謝している。

そんな彼を裏切るような真似をしてしまい、とても後悔している。出来るなら時を遡りたいし、そのためなら腕の一本や二本、野良犬の腹にぶち込んでも構わない。でもそんな事は不可能。少なくとも今は。

私は素直に感謝する方だと思うが、流石にちょっとマジすぎて本人には言えない。言わない。成人式かなんかで、酒の勢いに任せて言おうと思う。

数人で企てた、ラウンドワンで遊ぶ計画。ばっくれて申し訳ない。5年越しの謝罪である。


この謝罪文で、今日のブログを締め括ろうと思う。あんまり長く書いちゃうと、ご飯が冷えてしまう。はやく食べなければ。

「教鞭を執る」という言葉を使えて満足。

ではさよなら。