軽快に弾む雨粒 〜Today's me〜
He who moves not forward, goes backward.
ステイホーム。
私は今、基本的に1人ぼっちで過ごしている。
母が仕事に行く直前、私は目を覚ます。ママに起こしてもらっているのだ。
顔を洗っている頃には母が仕事に出かける。歯を磨いているうちに意識が覚醒し、1人ぼっちであることを認識する。
妹、弟1は学校。弟2は保育園。父と母は仕事。私は家で1人、ボーッとしているのみ。
ママが用意してくれた朝ごはんを食べながら、遠隔授業を受ける準備をする。
腹が満たされた頃には授業が始まる。
まずは花に水をやる。
青い薔薇を咲かせようとしているため、ここ数日はガーデニングに夢中なのだ。
自慢の金のジョウロで水を撒くと、海岸を散歩する。メッセージボトルが目的。
メッセージボトルに入っているDIYレシピを手に入れ、満面の笑みを浮かべる。被っていた場合は激怒。メッセージを書いたどうぶつの名前をブラックリストにぶち込む。
いよいよショッピングだ。
金ならある。魅力的な家具や服があるかは別だが。
面白いデザインの服や、一目惚れした家具を購入し、セーブして終了する。やることがないわけではないが、この瞬間にしか出来ないなんてことはない。後回しだ。
まだ10時前であることを確認し、布団に潜り込む。俗に言う二度寝である。Go back to Sleep.
目を覚まし、お昼ごはんを作り始める。
料理するたび、母への感謝が増大していく。母は偉大である。
お昼ごはんを食べ、ベースを触る。触るだけ。弾けはしない。
満足するまで撫でたら、もう一度布団に潜り込む。
救いようのない人間であることを自覚しつつ、夢の世界へ旅立つ。
現世に戻ってくることはなかった。
さよなら。ばいちゃ。